【求】語彙力

今日も明日もずっと好き

映画 人間失格

以前から気になっていた小栗旬が主演の映画「人間失格

 

とんでもねぇな・・・親とか親しくない人と見るのは若干気まずいシーンが多かった。

作中、何度もしんどすぎて頭抱えた。

 

ここからはネタバレを含む感想となります。

 

まず太宰から。

とんでもねぇ男な!令和を生きるクズ男も泣いちゃうレベルでとんでもねぇ男だった。

でもただのクズじゃなくてさ、こう、天然人たらしクズっていうの?(とんでも悪口)

作中の太宰は発言とかやってることはクズなんだけど、なんかこう許せちゃうっていうか人を離さない魅力があるっていうか、、、

というか単純に私自身が太宰タイプの男性に引っかかりやすいタイプなので進研ゼミでみた問題だ!みたいな反応めっちゃした。

冷静に考えたらさ、絶対一緒にいちゃだめなタイプなんよ。自分の友達が太宰みたいな男と連んでたら全力で止めるんだけど、あの魅力に取り憑かれたらもう部外者が何言っても無駄だよね〜。それこそ富栄さんのことを佐倉さんが止めてるシーンとかまさにそれ。

これは映画の感想で、実際の太宰に関しての知識はマジでないので申し訳ないんだけど、この映画の太宰治は寂しい人なのかなぁと思った。

全人類から注目されたいみたいな。認められたいし求められたい。これは女性に対してだけじゃなくて他の作家に対しての発言とかからも感じた。しかもアピールの仕方が不器用なんよ。うまい具合に甘え上手ならいいのに、他の作家のクソ悪口を書きまとめてみたり寝てる奥さんに向けて虫だー!とか嘘言って起こしたり。でもそれが可愛い。魅力になってしまう。

死にたがりなのも虚言だと思う。映画のラストでも死にたくないような素振りを見せていたし。実際はどうだったんだろうね。こんなのは本人しか知らんのだけども。

太宰は恋をすることに執着していたけれど、なんでなんだろう。

 

個人的には3人の女性の中なら静子さんの生き方が一番好きだなぁ。

けど、あくまでもあれは映画の作品であって実際はもっとドロドロした部分もあっただろし(これに関しては他の女性もそうだけど)綺麗に修正されていると思うけども。

太宰のキープの中では一番マウント取れるポジだと思った。

だって自身の日記を素材に作品は作られるし大ヒットするし、ちゃんと本妻じゃなくて自身の話であること証明できたし、子供まで授かったんじゃろ?文才まで認められてるし強いなと思った。あと沢尻エリカの顔が可愛い。

愛されない妻より、ずっと恋される愛人でいたい

そう思う気持ちもめっちゃわかるけど私はずっと愛される妻になりたいです(そりゃそう)

結局は「愛人」なんだもん。「妻」には勝てんよなぁ。だし、愛と恋は違うからなぁ。

 

めちゃくちゃ客観的に見たら本妻が一番強いと思うのね(現実は知らんけど)

だけど見ててしんどすぎた。太宰に向けての愛に対するリターン少なすぎてまじ???

1000000与えてやっと1返ってくるレベル

最終的に太宰が一番好きなのは本妻でしたみたいなオチだったよね?太宰が一番弱い姿を見せてたのも奥さんの前だった。

寝てるのにわざと大声出して起こすシーンは可愛かった(まあ子供寝てるんだから静かにしろとは思ったけど)母性本能くすぐるタイプなん?

女好きでいろんな人と関係を持っていたとしても妻とは別れなかったのは、妻の太宰に対する「愛」を彼自身が理解していたからなのかなぁと思った。

富栄が家に来て片付けをしに来たことを知った時の反応とかその他のシーンを見ていても妻は太宰のことを好きでいたと思うし、相当辛かったと思う。でも好きだからこそ、束縛せずに彼の思うままに生かせてやりたいっていうのが彼女の気持ちだったのかなぁ。

 

富栄はなぁ〜

なんかラストの死ぬ前のセリフはめっちゃわかる!になった

富栄はガチモンのメンヘラだし同担拒否タイプでしょ?なのに自分が求めるものは手に入らないし、自身に関して語られた惚気作品が誕生したわけでもなく、子供も授からない、結婚もできない。他の推し被り()は手に入れた物を自分は何一つ手に入れられなくてただお金を費やしてきただけ。そしたらもう唯一無二の「死」を手に入れるしかないよなぁ。

太宰の死は一度しか経験できないものだし、挙句に彼は病気でいつ死ぬかもわからん状況。だからこそ絶対に逃したくなくてあのセリフが出たのかなぁって。

太宰が本心では誰を好きで死ぬ間際に誰を思い出してたかなんて太宰にしかわからないし、そこは自分のことを考えてくれてるって思いながら死ぬことで彼女はある意味むくわれたのかなぁと。

 

夜通し見たので眠くて支離滅裂なこと書いてる気がする

現実はどうだったのでしょう。起きたら調べてみよう